梅雨の京都 和の魅力「青紅葉と苔」で癒される 瑠璃光院!

 

 

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四季折々を通して、日本の魅力に出会わせてくれる古都京都。

年間を通じて、世界中から沢山の観光客で賑わう京都ですが、

今年は新型コロナの影響で春には世界の状況が激変し、

春の桜が満開の頃、日本列島は新型コロナ感染拡大を防ぐために外出を控えなければなりませんでした。

 


桜の時期に久しぶりに日本で過ごすので、今年は是非京都の桜を見に行きたいと思っていましたが、泣く泣く外出自粛し家で過ごしました。

 


ゴールデンウィーク前後には、新緑の京都に行けるかと期待しましたが、

さらに状況は悪化し、日本は厳しい外出自粛に…。

仕方なく家でできるプチストレス解消を見つけては、細々と自宅で過ごすことに…。

 


6月後半になり晴れて県を跨いでの移動規制も解除になり、

さっそく京都に出かけることに!!

 


向かったのは、「そうだ!京都行こう」のJR東海のポスターやコマーシャルを見て

あの景色を一度は生で見てみたいと思った、瑠璃光院へ!

 


瑠璃光院は山に囲まれて緑豊かな場所で空気も澄んでいて、

とりわけ青もみじと苔の美しい名所です。

 


瑠璃光院は、春と秋の限定された時期しか公開されません。

今年は6月の後半でも入場する事ができました。

紅葉の時期は入場制限があるほどの混雑ぶりだと聞いていたので、この時期ならまだそんなに混雑していないだろう

今日は雨だし、ゆっくり見れることを期待して…。

 


入り口の所で、一人¥2000の拝観券を購入して、石段を登っていきます。

 

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既に雨の滴る、木々や石段にうっとりしながら登っていきます。

 

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階段を登り切ったところに、キレイな日本庭園が。

青もみじをメインに眺めても、苔をメインに眺めても、どちらも深い味わいで癒されます。

鯉が泳ぐ池に、雨の雫がキレイな水玉模様をつくり出します。

しとしと…と異空間に来た感覚。

 

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青もみじと苔のグラデーション、既に圧巻です。

 

さっそく、靴を脱いで書院の中へ。

書院の2階へ上がると、右手に大きな窓が、そこから外を眺めると遠くの山までキレイに見渡す事ができます。

 

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そこから左手の間には、あの有名な景色が…!

「瑠璃の庭」にある木々を磨き抜かれた机や床がリフレクションしていて、

現実を忘れそうなほど幻想的です。

そのあまりにも美しすぎる景色に、うっとり我を忘れそうになります。

 

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現実を忘れるほどのリフレクションアートをいつまでも独り占めすることはできません。

名残惜しく思いつつ、続くお客様へ場所を譲って…。

 

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続いて1階へ降り、今度は庭に生える美しい苔と木々のコラボレーションを楽しみます。

あまりの緑の美しさに時間を忘れてカメラのシャッターを押します。

取り残しがないように、iPhoneで庭の動画も撮ります。

同じ緑でも、光の加減や撮る位置によって色が微妙に変化します。

鳥や虫、カエルの鳴き声、澄んだ空気とひんやりした風、そして圧巻の緑に心が洗われていきます。

緑ってこんなに沢山の種類があるんだ。

絶妙な緑のグラデーションによって織り成される日本庭園は

まさに非現実の自然が生み出す和の世界…。

 

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瑠璃光院は、大正末期から昭和にかけて別荘としてつくられ、旅館として使われた時期もあり、寺院となったのは近年のことだそう。

こんな別荘があったら、毎週泊まりに来たい…。

この日本庭園は、日本の和の魅力が詰まっています。

この景色を見に高い旅行代を払って海外から観に来る観光客の気持ちが分かります。

木造建築に日本庭園だからこそ、そこで感じられる匂いや風、色があります。

日本独特の文化です。

心に染みる風情です。

 

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今回は観光客が少なかったので、ゆっくりと書院で緑を満喫することができました。

観光地は雨の日に訪れると、楽しめないことがほとんどですが、京都の雨は違います。

風情をさらに感じることができました。

いつか、紅葉のもみじも見に来てみたいと思います。

 

瑠璃光院の次は祇園二年坂に寄りました… が、観光客がほとんどおらずガランガランでした。

雨も強くなったので、喫茶店で雨宿りをすることに。

普段なら、きっとこの喫茶店も観光客で混雑してるであろうお洒落な喫茶店にもお客さんは来ていませんでした。

普段なら二年坂も、人とぶつかりながら歩くほど混雑していますが、ここまで人がいないと寂しいを通り越して不気味なくらいに…。

やはり観光地には適度に人がいて賑わっている方が、楽しい雰囲気になります。

 

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早く新型コロナが落ち着いて京都にも観光客が戻り、多くの人が日本の和の魅力で心癒されて欲しいと思います。